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8月 1, 2018

手仕事

こそだて喫茶cotocaの前庭の仕上げに使ったライムフラッグという緑色の美しい石灰岩。カタログには石が綺麗に貼り付けられた土間の写真が工業製品のように掲載されているが、届いてみると当然形も一つ一つ違えば、厚みも11mm〜13mmと不揃いな天然石である。目地の太さや一片の大きさはどうするのか。並べ方は、できるだけ目地をまっすぐに通すのか、それともパターンが極力でないようにランダムに並べてもらうのか。現場で実際に石を並べがら、考えながら、職人さんにこちらの意図を伝える。白井晟一クラスになると、石のカタチまで設計図書に埋め込むのかなと考えてみたり。石張り職人は錆びたLアングルのエッジに石片を置き、金槌を使って一枚ずつ整形しては地面に置いていく。おかげで、できあがった石の小庭には心を和ませる手仕事の良さが滲み出ているような気がする。藤森建築では外壁の板張りに丸木を切ってつくられる板/工業製品ではなくて、わざわざ丸木を割いて拵えた板を使ったらしい。まずは並べ方から。素材を自然からどう調達するかまで、いけるのかなぁ。

written by kentaro nagasawa
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