親子向けワークショップに招かれて、友人の建築家と一緒に「建築」について少しだけお話させていただいた。お題は「建築ってなんだろう?」。小学校低学年のお子さんが主な会場で、どうしたら建築の楽しさや奥深さを伝えられるのか、そもそも建築って何なのか、表現や言葉の使い方に悩みながらのスライド作成だったが、楽しくもあり、また改めて建築を考えるよい機会にもなった。イベント後半の建築家協会協力による家づくりワークショップにも参加させてもらい、子供達とどんな家にするか考えながら、楽しくものづくりを体験した。木とゴムでできた建築が1段、また1段と積み上がっていくたびに、子供達のテンションと表情が変わっていく。ものが立ち上がっていく感動をこの小さな建築からも子供達と共有できたと思う。ワークショップ後、片手に沢山の名刺を握りしめて「名刺を頂けますか?」と話しかけてくれた女の子がいた。「建築に興味があるの?」と聞くと、目を輝かせて「夢はインテリアデザイナーです!」と元気に答えてくれた。会場を走り回っている男子(私もかつては確実にそちら側)を横目に、やっぱり女の子はしっかりしてるのなぁと感心しつつ、こちらもがんばろうと逆に力をもらった。